2024年11月30日土曜日、諫早市西諌早公民館で、長年長崎、諫早で合唱の発展に貢献された髙林弘さんが最後のステージに立たれた。

　髙林さんは昭和9年7月1日生まれの90才。晩年は諫早男声合唱団で指導にあたられ、ご高齢にもかかわらず毎週長崎市の自宅から通われていた。卒寿を迎えられた2024年。諫早男声合唱団15周年記念コンサートをもって卒業をご決断された。2時間40分に及ぶコンサートではバリトンの中心として歌われ、圧巻は第３ステージで団員の指導にあたられた多数の曲の中からえりすぐられたアカペラ5曲に熱のこもったタクトを振られた。髙林さん最後の指揮となった「いざ起て戦人」では、諫早男声合唱団OBや長崎アカデミー男声合唱団有志の方も一緒に歌った。演奏後髙林さんは明るい表情でタクトを置かれ、ピアノ伴奏の田中祥子さんから花束を贈呈されると会場は温かい拍手に包まれた。

　コンサート終了後の打上げでは、諫早男声合唱団河野団長より感謝状と記念品を贈呈され夜遅くまで名残を惜しんだ。

髙林弘さんありがとうございました。